「デジタルくじ」とは、アンケート回答などの行動に対して、抽選で景品が当たる仕組みのことです。近年、イベント業界では、参加者の満足度向上や集客促進に「デジタルくじ」が注目されています。

アンケートフォームとデジタルくじを組み合わせたシステムが「アンケート抽選」または「アンケート抽選システム」です。

この記事では、イベント参加者の満足度を可視化し、アンケート回答率をアップさせたいと考えている方に向けて、デジタルくじを活用したアンケート手法をご紹介します。イベントの効果測定にも役立つ集計結果の可視化方法も解説します。

目次

  • デジタルくじを活用したアンケートのメリット
    • 参加者の満足度向上
    • アンケート回答率アップ
    • イベント効果の測定
  • アンケート抽選で準備すること
    • アンケート設問の作成
    • QRコードの設置
    • アンケート抽選システムの導入
    • 景品の準備
  • 集計結果の可視化
    • 表やグラフの作成
  • まとめ

デジタルくじを活用したアンケートのメリット

デジタルくじは、アンケート回答に対する報酬として機能し、参加者の満足度を高める効果が期待できます。特に、イベント会場で引き換えられる商品券やノベルティグッズなどは、参加者に直接的なメリットをもたらし、満足度向上に繋がります。

デジタルくじの抽選結果がすぐにわかる仕組みは、参加者の回答意欲を高め、アンケート回答率の向上に貢献します。また、アンケート回答後にデジタルくじに挑戦できるという流れは、参加者にとって楽しみであり、回答負担を軽減する効果もあります。

デジタルくじと連動したアンケートでは、参加者の属性やイベントへの満足度、改善点などを数値化し、可視化することができます。これにより、イベントの効果を客観的に評価し、次回のイベント企画に活かすことが可能になります。

水族館イベントでアンケート抽選を活用した事例です。

アンケート抽選で準備すること

アンケート設問の作成

アンケートの内容は、イベントの目的や評価したい項目に合わせて設計しましょう。参加者の属性、イベントへの満足度、改善点など、多角的な視点から質問を設けることが大切です。

また、設問数が多くなりすぎると離脱に繋がりますので10問ほどがおすすめです。
さらに、自由記入を最小限にし選択式の設問を多くとることで集計時に分析しやすいデータとなります。
同様に、設問の選択肢で「どちらとも言えない」「普通」「分からない」などはっきりしない選択肢を用意すると分析しにくくなりますので、「とても良い」「良い」「あまり良くない」「悪い」のようにYes/Noどちらかに分類できるように設定すると良いでしょう。

アンケート設問の作り方についてはこちらの記事でもご紹介しています。

QRコードの設置

アンケートにアクセスするためのQRコードを、イベント会場の目立つ場所に設置します。ポスターやチラシ、会場内の案内板などにQRコードを掲載することで、より多くの参加者にアンケートへの回答を促すことができます。

ポスターやチラシのデザインでは、「抽選で景品が当たる」「魅力的な景品がある」ということを強調し、アンケートよりも参加者にメリットのあるデジタルくじの訴求をおすすめします。

アンケート抽選システムの導入

アンケート抽選システムは、スマートフォンから参加することができるシステムです。様々なアンケート抽選システムが提供されており、機能や料金体系も様々です。自社のニーズに合ったシステムを選びましょう。

また、個人情報を収集するフォームの場合は、システム側がプライバシーマークなどの認証を受けているか確認する必要があります。

景品の準備

デジタルくじの景品は、参加者の興味を引くものを用意することが大切です。イベントのテーマに合わせたオリジナルグッズや、地元の名産品などがおすすめです。景品の数は、参加者数や予算に合わせて調整しましょう。

集計結果の可視化

アンケート結果の可視化は、イベントの効果測定において非常に重要なステップです。集めたデータをただ羅列するのではなく、表やグラフを活用することで、より分かりやすい分析が可能になります。

数値データを整理し、比較検討する際に効果的です。例えば、年齢層別の満足度や、来場理由別の満足度を一覧化することで、細かなデータの傾向を把握することができます。

グラフ

数値の変動や関係性を視覚的に表現するのに適しています。棒グラフは項目間の比較に、折れ線グラフは時間軸ごとの変化に、円グラフは構成比に、それぞれ強みがあります。これらのグラフを組み合わせることで、より複雑なデータを分かりやすく伝えることができます。

Excel

ご紹介した表やグラフを作成する上で最も一般的なツールです。ピボットテーブル機能を使えば、大量のデータを簡単に集計し、様々な視点から分析することができます。また、Excelと同様の機能を持ったGoogle スプレッドシートなどのクラウド型の表計算ソフトも、手軽に利用できます。

まとめ

デジタルくじを活用したアンケートは、イベントの集客や満足度調査に非常に有効な手段です。参加者の満足度向上、アンケート回答率アップ、イベント効果の測定など、様々なメリットがあります。この記事で紹介した内容を参考に、貴社のイベントでもアンケート抽選システムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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古市健
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