「DM発送代行」とは、DMの印刷・封入・宛名処理・発送までを一括で外注できるサービスのことです。
近年は小ロットDMの外注ニーズが急増し、対応できる業者も拡大しています。
DM発送代行は「作業負担の大幅削減」と「ミス防止」を実現できる一方、料金体系や対応範囲が業者によって大きく違うため、目的に合うサービス選定が最重要ポイントです。
本記事は“前編・後編”の2部構成でお届けします。
前編では、DM発送代行の基本や委託できる業務、料金相場を解説。
後編では、業者選びのポイントや依頼の流れ、成功するDM施策まで実務で役立つ内容を紹介します。
この記事は当社グループが提供するサービスを紹介しています。
目次
- DM発送代行とは?サービスの基本と委託できる業務範囲
- 1-1. DM発送代行
- 1-2. 委託できる4大業務「印刷・保管・封入・発送」
- 1-3. 自社作業との違い・外注メリットの要点まとめ
- DM発送代行のメリット・デメリット
- 2-1. 作業負担の削減
- 2-2. コスト最適化
- 2-3. ミス防止・品質安定
- 2-4. デメリットと注意点
- DM発送代行の料金相場と費用の内訳
- 3-1. DM発送の基本料金構造
- 3-2. 印刷/封入/郵送費など工程別の相場表
- 3-3. 小ロット依頼の料金傾向
1. DM発送代行とは?サービスの基本と委託できる業務範囲

DM発送代行は、企業が行うDM(ダイレクトメール)の制作・発送業務を、専門の業者に任せられるサービスです。特に宛名印字や封入作業は人手が必要でミスが起きやすいため、外注することで業務負担を大きく軽減できます。また、印刷から発送まで一括で対応できる業者も増えており、少人数の販促担当者にとって心強い存在です。
1-1. DM発送代行(印刷〜発送まで外注可能)
DM発送業務は、多くの企業で次のようなプロセスに分かれます。
- DMデータの準備
- 用紙の印刷
- 宛名データの処理
- 封入作業
- ラベル貼り
- 郵便局や宅配業者への差し出し
これらを自社で行う場合、数百〜数千通でも多大な時間と労力が必要になります。
DM発送代行は、これらの作業を経験豊富な専門業者に外注できるため、担当者の負担を大幅に軽減することができます。
DM発送代行サービスで外注できる主な領域
- 印刷(はがき、封書、チラシ、カタログなど)
- 宛名印字・データ処理
- 封入・封緘
- ラベル貼り
- 保管・仕分け
- 郵送・宅配での発送
企業によって「印刷のみ」「封入のみ」「発送のみ」など、柔軟な依頼も可能です。
1-2. 委託できる4大業務「印刷・保管・封入・発送」
DM発送代行では、DM制作から発送管理までを4つの主要工程に分けて依頼できます。
これから、それぞれの工程で何ができるのかをわかりやすく説明します。
① 印刷
DMの本体となる印刷物(はがき、チラシ、封筒など)を作成する工程です。
- 小ロット印刷〜大量印刷まで対応
- カラー/白黒、紙質、サイズの選択が可能
- 宛名データとの連携印刷(可変印刷)にも対応する業者がある
社内に印刷設備がない企業でも、デザインデータを渡すだけで簡単にDMが完成します。
② 保管
印刷物を一時的に倉庫で保管するサービスです。
- キャンペーン日程に合わせて「期日指定発送」が可能
- 印刷物の一括作成 → 必要時発送の運用ができる
- 在庫管理システムを備える業者も増加
特に定期的にDMを送る企業に便利です。
③ 封入
複数のチラシや資料を封筒へまとめる作業です。
- 1点〜複数点の封入
- 手作業・機械作業どちらにも対応
- 封入ミス防止のためのチェック体制を整える業者が多い
封入作業は手間とミスの原因になりやすく、外注するメリットが大きい工程といえます。
④ 発送
郵便局や宅配業者へ差し出す最終工程です。
- 郵便料金の割引対応(広告郵便・区分郵便など)
- 宅配発送(メール便、小型便など)
- 追跡番号発行に対応可能なケースもあり
発送方法によって料金やスピードが異なるため、目的に合った方法を選ぶことが重要です。
1-3. 自社作業との違い・外注メリットの要点まとめ
外注することで「時間」「人員」「ミス防止」「コスト最適化」の4つの効果が得られます。
自社作業と外注の違い
| 項目 | 自社で行う場合 | DM発送代行へ外注 |
|---|---|---|
| 作業負担 | 多い/人手が必要 | ほぼゼロ |
| ミス | 発生しやすい | チェック体制で防止 |
| コスト | 人件費が増える | 料金が明確 |
| スピード | 時間がかかる | 業者によっては即日対応も可能 |
| 品質 | 担当者の熟練度に依存 | 専門の技術で安定品質 |
外注するメリット
2. DM発送代行のメリット・デメリット
DM発送代行の最大のメリットは「作業負担の削減」「コストの最適化」「ミス防止による品質向上」であり、一方で「情報管理の徹底」や「スケジュール調整」が必要という点が注意点です。
DM発送代行は、広告物の印刷から封入、宛名処理、発送までを外部に任せられるため、社内の負担を大幅に軽減できます。特に少人数で業務を回している企業にとっては、高い効率化効果を期待できる施策です。一方で、外部委託である以上、データ管理やスケジュール進行には注意が必要となります。
2-1. 作業負担の削減
自社で行うと膨大な時間がかかる「宛名印字・ラベル貼り・封入・封緘・発送」を一括で任せられるため、担当者の負担を劇的に減らせます。
● 自社作業の負担が大きい理由
DMの準備は、見た目以上に手間のかかる業務です。
- 数百〜数千件の宛名データを整理する
- 封筒に合わせて印刷物を準備する
- 一通ずつ封入し、ミスなく封緘する
- 郵便局・配送会社への持ち込み作業が必要
中小企業の担当者は、販促だけでなく事務・制作など他業務も兼任している場合が多く、DM作業は“時間を奪う仕事”になりがちです。
● DM発送代行に任せるとどう変わるか?
外注すると、以下の作業を丸ごと任せられます。
- 印刷
- 保管
- 封入・封緘
- 宛名ラベル貼り
- 郵便区分・発送手続き
その結果、
「担当者の作業時間が数時間 → 数十分に短縮」
「他の業務に集中できる」
といった大きな生産性向上が実現できます。
2-2. コスト最適化
業者は大量ロットの取扱いに慣れており、印刷費・封入費・郵送費を最適化してくれるため、自社単独で行うより費用を抑えられる場合があります。
● 外注のほうがコストが下がる理由
DM発送代行業者は、多数の企業のDMをまとめて扱うことで効率化されています。
- 印刷の大量調達でコストを抑える
- 封入作業を機械化して人件費を削減
- 郵便の「割引制度(区分郵便・広告郵便など)」を適用できることが多い
日本郵便の区分郵便制度においても、条件を満たすと郵送費が数%〜数十%下がる場合があります。小規模企業が単独で条件を満たすのは難しいため、代行業者の利用は特に効果的です。
● 社内作業との費用比較例
- 社員の人件費(数時間〜数十時間)
- 封入のためのアルバイト費用
- 封入セット購入コスト
- 郵便局への持ち込み時間
これらを合算すると、外注のほうが総額で安くなるケースが多いのです。
2-3. ミス防止・品質安定
代行業者は「宛名データの加工」「バーコード管理」「封入チェック」などの専門体制が整っているため、ミスが発生しにくく、高品質な発送が実現します。
● DM業務で起こりやすいミス
- 宛名の間違い
- 封入物の入れ忘れ
- 複数枚を誤って一通に封入
- 投函漏れ
- データの取り違え
社内の目視作業には限界があり、特に少人数部署ではチェック体制が弱くなりがちです。
● 外注すると品質が向上する理由
専門業者は、以下のような管理体制を導入しています。
- 二重チェックの封入工程
- カメラ読み取りでの封入管理
- 宛名データのクリーニング(住所の表記整備など)
- 作業マニュアルによる品質統一
結果として、
「誤封入ゼロを目指す体制」
「住所不備の削減」
といった品質面のメリットが得られます。
2-4. デメリットと注意点
DM発送代行には大きなメリットがありますが、その一方で「情報管理の厳格さ」と「余裕を持ったスケジュール設定」が必要になります。
● デメリット1:個人情報の外部委託
DM発送には顧客の住所データが必須です。
そのため、外注先には以下の点が求められます。
- 情報管理体制(Pマーク取得など)
- データの保管・削除の明確なルール
- 暗号化の仕組み
担当者は「データ管理が安全か」を必ず確認する必要があります。
● デメリット2:スケジュール調整が必須
社内で行う場合よりも、以下のような時間が必要になります。
- 見積もり・仕様確認の時間
- データチェックの時間
- 封入・発送の作業リードタイム
特に繁忙期(年度末・年始)にはリードタイムが長くなる場合もあるため、早めの相談が重要です。
● デメリット3:柔軟性は業者によって差が大きい
- 小ロットが得意な業者
- スピード発送に強い業者
- クリエイティブ制作まで対応する業者
など特徴が異なるため、
「自社の目的に合うか」を軸に選ぶことが重要です。
3. DM発送代行の料金相場と費用の内訳
DM発送代行の料金は、「印刷費」「封入作業費」「郵送費」の3つを中心に構成され、通数・サイズ・加工内容によって大きく変動します。特に小ロットは1通あたりの単価が高くなる傾向があります。
3-1. DM発送の基本料金構造
DM発送代行の費用は、業者ごとに料金体系が異なりますが、基本的な考え方はどの会社も共通で、「工程ごとの積み上げ方式」です。
主な費用は以下の3つです。
〈DM発送代行の基本費用構造〉
| 印刷費 | ハガキ・封筒・チラシなどの印刷物を作成するための費用。紙質やカラー有無で料金が変わります。 |
| 封入作業費 | 宛名データの処理、ラベル貼り、封入作業など人手のかかる部分。作業内容が増えるほど比例して高くなります。 |
| 郵送費 (実費) | 日本郵便や配送会社の料金。通数やサイズによって変動します。 |
〈料金構造を理解するための補足ポイント〉
- 工程ごとに料金が分かれているため比較しやすい
- セット料金(印刷+封入+発送を定額化)を提供する業者もある
- 大量部数ほど単価が下がる“ボリュームディスカウント”が一般的
- 広告郵便などの割引制度が適用できる場合がある
- (例:一定の条件を満たしたDMは、総務省の制度で割引対象となる)
特に初めて依頼する担当者は、「総額だけで比較するのではなく、工程ごとの料金内訳を確認すること」が大切です。
3-2. 印刷/封入/郵送費など工程別の相場表
DM発送代行の費用はDMの種類や通数で変動しますが、一般的な相場は次の通りです。
〈DM発送代行の工程別相場表〉
| 工程 | 内容 | 相場(目安) |
|---|---|---|
| 印刷費 | ハガキ印刷 | 10〜30円/通 |
| 〃 | 封筒+チラシ印刷 | 25〜60円/通 |
| 宛名データ処理 | 名寄せ・データ整形 | 3,000〜10,000円(初回) |
| 宛名印字 | ハガキ印字・ラベル印字 | 5〜20円/通 |
| 封入作業 | 1点封入 | 5〜20円/通 |
| 〃 | 2点封入以上 | +5〜10円/通 |
| 封緘作業 | 封筒を閉じる作業 | 5〜10円/通 |
| 郵送費(実費) | 定形郵便 | 84円〜 |
| 〃 | 料金別納・広告郵便 | 条件により単価が低下 |
〈費用イメージ:オーソドックスなDMの場合〉
例:封筒DM(A4二つ折り+返信ハガキ封入)
→ 1通あたり 100〜160円程度
例:ハガキDM
→ 1通あたり 50〜110円程度
3-3. 小ロット依頼の料金傾向
小ロット(100〜500通)で依頼したいという相談は近年急増しています。
しかし、小ロットには次の特徴があります。
〈小ロットDMの特徴〉
- 印刷のロス率が高くなるため単価が上がりやすい
- 封入・ラベル貼りの作業費は通数が少なくても一定コストが発生する
- セットプランを持つ業者のほうが安定して安い傾向
〈小ロットの料金の目安〉
| 通数 | ハガキDM(目安) | 封筒DM(目安) |
|---|---|---|
| 100通 | 80〜140円/通 | 120〜200円/通 |
| 300通 | 60〜120円/通 | 110〜180円/通 |
| 500通 | 50〜110円/通 | 100〜160円/通 |
〈小ロット依頼を成功させるポイント〉
- セット料金プランの有無を確認
- 印刷〜発送まで一式のプランは小ロットでも割安。
- 最低発注数があるか確認
- 100通以下だと対応不可の業者も多い。
- 作業内容の簡素化が単価低下につながる
- 封入点数を減らす/紙種を統一する など。
- 発送スケジュールに余裕を持つ
- 急ぎの追加費用が発生しやすい。
まとめ
前編では、DM発送代行の基本的な仕組みと、印刷・保管・封入・発送といった委託できる業務範囲、さらに料金相場と費用の内訳を解説しました。DM発送代行は、自社の作業負担を大きく削減し、ミスの防止にも役立つ有効な外注手段です。一方で、業者ごとに対応範囲や料金体系が異なるため、比較検討が欠かせません。
後編では、業者選びのポイント、小ロット対応、依頼の流れ、よくある質問、そして“成果につながるDM施策”まで、実務に役立つ具体的な内容を詳しく紹介します。
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